「温暖化」は止まらない
1月19日の日経新聞1面に「集中豪雪」という言葉が出ました。集中豪雨という言葉は最近では残念ながら頻繁に見聞きしますが、集中豪雪は初めて。年末年始には青森県を中心に大雪が降り、落雪、除雪などに関連して7人の方が亡くなっています。
日本列島の冬の降雪は、日本海の水蒸気を含んだ西風が、脊梁山脈にあたり雪を降らす仕組み。温暖化により海水温が高くなると水蒸気の量も多くなり、雪の量も増えます。
私の住んだことのある降雪地域は、北見、帯広、札幌、日高、山形、日光、長野の7カ所。場所ごとに特徴のある冬を過ごしました。帯広では家の中でコンセントが凍り、札幌では電信柱に車が登り、北見では2004年1月の「北見豪雪」。3日間で113㎝も積雪が増え、最深積雪は171㎝。市民生活は完全に止まりました。
室内で凍り付くコンセント 爆発しそう
また、山形の雪は特別で、なんといっても重たく、粘つく雪が降ります。普通、道沿いのガードレールは車がぶつかり曲がりますが、山形では支柱の間で縦に曲がります。粘る雪が解けるとき、その沈降力で引き下げられるのです。ちょっと想像しにくいでしょ。残念ながらその写真はないのですが、雪の粘りがわかる写真を。
軒先でカールする雪 粘りが強いので軒先から滑っても落ちない
千葉へ来てからウインタースポーツはご無沙汰していますが、スキーができなくなるとかの問題ではなく、まさに生物の生存の脅かされるのが、地球温暖化問題なのだと思います。
1月の日経新聞記事 海の生態系はかなり危ない
(運営委員・井上康)
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