若者たちの気候危機への集団訴訟を共にたたかう!
「火力発電で温暖化が進行した。安定した気候のもとで生活する権利の侵害だ」として、若者16名が発電10社を名古屋地裁に提訴しました(8/6・『毎日新聞』)。
このまま地球温暖化が進めばこの地球上で生活していく若者ほど、その不安はますます増えていくことは誰もが感じ取っていると思います。私ものその一人です。こうした生活を脅かす異常気象を招いたのは大人たちの経済活動の結果であり、その責任の一旦を感じている私です。
なんとか温暖化にブレーキを掛けたいと足尾の森づくりを応援してきた私ですが、6月の通常総会で運営委員に就きました。この若者たちのチャレンジは私の新たな活動エリアを示してくれました。現役時代(2001年~2006年)に私は、カブールでの紛争で夫を亡くした寡婦の自立支援、井戸(カレーズ)を掘る等の支援、食糧支援(果樹の苗木配布)事業を担った経験があります。現地で育てたりんご苗を購入し、干ばつと食糧難で苦しむアフガニスタンの村人に井戸掘り道具を貸出し、水源を確保した地域へリンゴ苗木を植えてきました。
井戸掘りから用水確保によってなんとか小麦は収穫できましたが、リンゴ苗木の生長をつくりだすことは出来ませんでした。今でもその悔しさは忘れられませんので、その事を足尾の森の手入れで活かしていきたいと思っています。
アフガニスタンでの様々な経験と知識を足尾現地の自然界の息吹きを五感で紡いでいきたいと思っています。その心は、故・中村哲さんが活動していた平和への志と情熱です。“自然環境と人とのつながり”という生存の原点から人間活動を問い直し、発電10社を提訴した若者たちとの出会いを求めていきたいと思っています。
運営委員:田城郁
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