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2023年3月26日 (日)

跡地を森に・・・

2月の中旬に都内にある浜離宮恩賜公園を訪れました。その日は快晴でつい一週間前の寒さが嘘のような暖かさでした。例年より早く(もう当然のような枕詞になっていますね)ウメやナノハナが咲き誇り、クスノキやトウカエデ、タブノキといった大木に癒された一日となりました。意外にも若い人が多かったのがちょっと嬉しかったです。Img_0433

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それにしても周りの高層ビル群の圧力の強さを見るにつけ、これだけの森が都内で本当によく残ったものだと思います。古くから知っている人は「こんなに背景が変わってしまったなんて」と嘆きに似た驚きの声をあげていました。

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この日は築地方面から歩いて行ったのですが、たまたま旧市場の駐車場跡地を囲うフェンスからその中を覗くことができ、その広さに驚きました。さっそく再開発で事業者募集中らしいですが、まだ作りますかね。。。似たようなものを。P2181533
ここで一つ提案。ここを森にする、というのはどうでしょう。都内にこの規模の森ができたらずいぶん素敵なことだと思うのです。隣の浜離宮とあわせてずいぶん大きな緑地になりますよね。浜離宮は庭園だからできるだけ自然に近い森がいいなぁ。できるだけたくさんの子供たちを集めて大々的な植樹祭をやりましょう。似たような「完全に不自然な荒廃」のもとを作るより、よっぽどいいと思うのですけど。気候変動の影響が急速に進む中、今やるべきは無駄な開発ではなくて、自然の多様性を保持すること、それを理解する人を増やすこと。そのためにも森はもっと身近にあってしかるべきだと思うのですが・・・。(運営委員 小黒伸也)

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2023年3月24日 (金)

今年初の森の手入れで深呼吸

1_3 約半年ぶりの足尾入り。自宅から軽自動車を4時間運転して、里の道を走り続けた。3時間半ほど走ると渡良瀬渓谷鉄道の沢入駅付近を走る。山にはヤマザクラが早い春を告げていた。その息吹を感じようと少し窓を開け、今頃に感じるなま温かい空気を吸ってみた。2 足尾町内の足尾駅近くに来ると、新聞で知った2025年オープン予定の「足尾銅山記念館」工事が行われていた。3月31日のオープンらしいので楽しみである。施工者が古河林業㈱というから、森づくりの専門家たちによる将来を生きる世代への知恵が発信されるのだろうと期待している。私の願いは、「負の遺産」を「未来への財産」へつなげてほしい。オープンまではなんとしても元気で森づくりをしていきたい。3 4 足尾ダムまでの道沿いの桜は蕾も小さい。ニセアカシヤの幹や枝が白くなっている。春の陽気が早く訪れていることもあって猿も生きるために必死だが、樹皮を食べられたアカシヤが可哀そうに思えた。 

 5 6松木沢では、「みちくさ庭」のミツマタが花の蕾を膨らませていた。間もなく黄金色に化粧してくれるだろう。7 久しぶりに鹿が歓迎してくれているようだった。車から5㍍程の近くで顔を合わせることができた。明日は久しぶりの森の手入れをする。(顧問・高橋佳夫)

2023年3月 1日 (水)

“山と心に木を植える”活動を地域に政治に

 東日本大震災から12年。毎年、世界中で災害が起こっている。2月にはトルコ、シリアでの大地震で5万人もの人々が犠牲になった。3年に渡り新型コロナウイルス感染が世界中で猛威をふるう中、世界の人口は80億人を超えた。

20200226_155015 一方、日本は少子高齢社会で人口減少に歯止めがかからない。64才以下の引きこもり人口は110万人、不登校の児童生徒は25万人となっている。毎日のように凶悪犯罪のニュースで社会不安が増している。Photo

 日本国憲法を蔑ろにし、人をモノ扱いする新自由主義政治が横行してきた結果が日本国を貧困化させてきたのだと思う。国民の生活を守るために、正規労働者を増やし、消費税を廃止することが求められていると思う。政治の責任は国民が夢や希望をもって生きられる社会をつくることだと思う。

(代表・桜井勝延)