森づくり20年の教訓はできることをコツコツと
今年2025年は第2次世界大戦が終戦して80年目の年である。1945年8月6日に広島市に、9日には長崎市にアメリカ軍によって原爆が投下され、尊い多くの命が一瞬で失われた。そして、今なお原爆症で苦しんでいる人たちがいる。世界では今もなおロシアによるウクライナ侵攻やイスラエルによるパレスチナ攻撃など平和を脅かす事態が続いている。そのような中で、長年にわたって核兵器廃絶運動を続けてきた日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)がその功績を認められ、昨年ノーベル平和賞を受賞した。この受賞は、世界平和に対する警鐘であると思う。戦争は地球環境に最も深刻な環境汚染をもたらすものであるから、平和のための努力を続けなければならない。
アメリカのトランプ大統領の再登場で世界経済は不安定な状況になり、地球温暖化防止にブレーキがかかっている。人間はかけがえのない地球で命を育まれ発展してきたにも拘らず、驕りとともにかけがえのない地球環境に取り戻しができないような悪影響をもたらしている。
我々はいま何をなすべきかを問うたとき、驕りを捨て原点に立ち返り地球環境を守るために全力で取り組むべきだと思う。森びとプロジェクトの取り組みは地道なものであるが貴重なものである。その信念で前進していきましょう。(運営委員会代表・櫻井勝延)