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2025年4月15日 (火)

森づくり20年の教訓はできることをコツコツと

Photo_7 今年2025年は第2次世界大戦が終戦して80年目の年である。1945年8月6日に広島市に、9日には長崎市にアメリカ軍によって原爆が投下され、尊い多くの命が一瞬で失われた。そして、今なお原爆症で苦しんでいる人たちがいる。世界では今もなおロシアによるウクライナ侵攻やイスラエルによるパレスチナ攻撃など平和を脅かす事態が続いている。そのような中で、長年にわたって核兵器廃絶運動を続けてきた日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)がその功績を認められ、昨年ノーベル平和賞を受賞した。この受賞は、世界平和に対する警鐘であると思う。戦争は地球環境に最も深刻な環境汚染をもたらすものであるから、平和のための努力を続けなければならない。

Photo_6 アメリカのトランプ大統領の再登場で世界経済は不安定な状況になり、地球温暖化防止にブレーキがかかっている。人間はかけがえのない地球で命を育まれ発展してきたにも拘らず、驕りとともにかけがえのない地球環境に取り戻しができないような悪影響をもたらしている。

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 我々はいま何をなすべきかを問うたとき、驕りを捨て原点に立ち返り地球環境を守るために全力で取り組むべきだと思う。森びとプロジェクトの取り組みは地道なものであるが貴重なものである。その信念で前進していきましょう。(運営委員会代表・櫻井勝延)

2025年4月 1日 (火)

森は友だちである人間性を養う活動を支えてもらいます

 3月20日(祝)、名古屋市熱田区の三五本社(ECO35)にて三五ものづくり基金と三五自然共生基金が合同で第5回助成事業助成金贈呈式が開催されました。これは昨年夏、2025年度の事業で使用するために第5回助成事業への申請を三五自然共生財団へ行い、審査対象が全て承認され、採択をしていただきました。

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 三五は、2006年に三五発祥の地である旧名古屋工場が「ECO35(エコサンゴ)」として生まれ変わることから、"三五の森づくり"がはじまり、当時社長の恒川幸三が故・宮脇昭先生の番組を見たことがきっかけだという。厳しい条件を受け入れて環境保全に取り組むという企業としての決断が恒川社長に感銘を与え、宮脇先生の研究室を訪ねて森づくりの指導をお願いしたそうです。宮脇先生からは「木を植えることは人を育てることと同じであり、本物とは厳しい環境になっても、理念をもち、ぶれないことが大切だ」と提唱され、その言葉を受けて企業としても、財団を設立しても宮脇さんの哲学を貫かれていることに、刺激をいただきました。現在でも新入社員教育の場や地域の子供たちを招いての環境教育、世界・日本各地での植樹活動が行われているそうです。

Photo三五自然共生財団パンフより

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Photo_6の2枚は三五さんの広報誌より

 恒川幸三代表理事から、2020年の財団の基金設立の経緯から始まり、「ここ数年で世の中も変化している。ものづくりではモーターからモビリティに、自然では植えるだけではなく獣害対策や育苗が大切である」「気候変動に関心をもたなくてはならない時代になっている」等の挨拶がありました。

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20250320_135617363 贈呈式の後、本社内にある「マフラーミュージアム」や「ECO35の森」の見学会を行い、財団と自然共生活動で採択を受けた4団体との意見交換が行いました。私からは、助成のカテゴリーに育樹という項目を入れて欲しいことと、植樹をしたら終わることではなく、草刈りをはじめ手入れには時間が必要であり、助成が1回(1年)だけではなく継続して採択してもらえるようにしてもらいたい」等の趣旨を述べました。

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 公益財団法人三五自然共生財団様、1年間よろしくお願い致します。(運営委員・小林敬)