雪の心配をしたかと思うと今度は雨
2022年8月、秋田県北部を中心に総降水量が400ミリを越える大雨となりました。とくに私の隣町では、時間降水量が観測史上1位を記録し、河川の氾濫で180棟を超える甚大な被害を出しました。また、私の地域も例外ではなく、自宅近くの用水路が氾濫し1棟が床下浸水。道路は冠水し通行止めとなり、私は寝ずにその状況を見守るしかできませんでした。
この用水路は、2022年を含め4回氾濫をしています。その内3回は1990年代以降発生しています。2018年5月の大雨では、自宅の車庫が浸水し、掲載されている写真が2018年の車庫の浸水状況です。
いずれも河川の氾濫ではなく、枝の用水路が溢れ出す「内水氾濫」が原因です。堤防2箇所も崩れ改修工事が行われました。
そこで、昨年の氾濫後に、町役場の防災部署に河川対策につて質問をしました。町からは「現段階では抜本的なハード対策まではいっていない。防災マニュアルに沿っての対応だ」との回答を受けました。しかし、多くの町民からこの問題への解決を求め、町は「河川の底面をさらう土木工事」を県に対し要望をしました。
一歩前進ですが、一般的にこの土木工事だけでは河川の氾濫対策には不十分と言われています。今後も町内会や町行政への要望は訴え続けていきたいと思います。
(運営委員・大山博延)
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