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2023年11月26日 (日)

みんなのブナにあってきた

一部の仲間内では「ぶなお」というニックネームで通っています。このごろでは時折「本名だと思ってました」(まさか!)と言われたりすることもあって、今ではとても自然な感じでブナになっていたりします。

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そんなぶなおが今年11月3日の「中倉山のブナを元気にする恩送り」に参加してきました。孤高のブナに会うのは実に3年ぶりとなります。久々の山歩きは少々堪えましたが、直接行く歩道が新しくできていたのには驚きでした。それだけこのブナに会いたいという人がいるのでしょうね。(ただ、、、初めて行かれるなら、ぜひ中倉山山頂からのコースをお勧めします!)。

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登ってみるとブナの根元の笹は青々として、その周辺をぐるっと道ができていました。ここを訪れる人たちの、ブナの木に負荷を与えないようにとの優しい気持ちが伝わってきます。以前のように抱きついたりできない寂しさは若干ありますが。また、保護活動をしている私たちの仲間(本当に頭が上がりません)の頑張りで、ブナの木の根が確実に土に隠れていたことは大きな喜びでした。確かに効果が出ているように見えます。そして少しづつ北側の斜面にもカラマツなどの木々が増えてきているように見られ、自然の回復力を感じることもできました。

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この日は、希望のブナ(私たちの会で植えた孤高のブナの実生苗)が1.5メートルぐらいに育っていたのも、また中倉山直下の兄弟ブナが元気だったのも確認することができ、参加してくださった皆さんの優しさと相まってとても気持ちがほっこりとした山歩きとなりました。

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いまでは時折新聞やテレビにも紹介され、土日にになると登山口の駐車場が満車になるほどの人気具合。グーグルの地図にまで表示されています。

個人的にはこのブナをそっとしておいたほうが良いのかなとも思っていました。ただ、このブナが教えてくれることを一人でも多くの人に知ってもらえたら、それはそれで良かったのかな、とも思うようになっています。山頂で、ブナから送られた詩を聞いて、このブナの「語り」を、より多くの人に伝えられたらと、ぶなの字を頂いた(笑)私も思うのでした。(運営委員 小黒)。

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